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UVインクジェットの印刷サンプル

    UVインクジェットプリンターで印刷したものの仕上がりイメージ集です。

    UVインクジェットプリンター

    インクの重ねがけの比較

    左上から右下に向かって

    1. 色インクのみ
    2. 白インク+色インク
    3. 白インク+色インク+クリアインク(マット調)
    4. 白インク+色インク+クリアインク(グロス調)

    色インクは半透明なので、(1)ではメディアの色が干渉して色が変わって見えます。色インクの下に白インクをのせると、データに近い色になります。

    クリアインクを1回かけるとマット調(艶消し)、クリアインクを1回かけたあと、乾ききる前にもう1回重ねがけするとグロス調(艶あり)になります。

    クリアインクをかけると、インクが少し盛り上がります。

    また、素材や色の濃さにもよりますが、クリアインクをかけることで発色がやや鮮やかになります。ただ、重ねがけをしてグロス調にした場合は、厚みが出るぶん色が沈む傾向があります。

    クリアインクなし
    クリアインクなし
    クリアインクあり
    クリアインクあり(マット調)

    表刷り・裏刷り

    透明フィルムなどの透過素材の、表刷り・裏刷りの比較です。

    表刷りは、白インクの上に色インクがのる形になります。表面にインクが露出します。インクのニュアンスを生かしたい場合に向いています。

    裏刷りは、メディアを裏にして色インク、白インクの順に印刷します。表面にインクが露出しませんので、摩擦の多い場所等でも印字部が消えにくくなり、上から書き込みをすることもできます。

    表刷り
    裏刷り

    素材について

    印刷メディアの素材の性質によっては、UVインクが定着しにくいものがあります。下記のような素材では、インクの剥がれやムラが出る可能性がありますので、事前のテストや調整が必要になります。

    撥水性の高いもの、表面に油分のあるもの
    (ポリプロピレン、ポリエチレン、シリコーン等)
    インクが吸着しにくいため、インク剥がれが起こる。脱脂処理、プライマー処理で対応できる場合もある。

    鏡面のもの
    UVの光を反射してしまうため、インクが固まらないことがある。反射を抑える処理、プライマー処理で対応できる場合もある。

    水分を吸収しやすいもの
    (MDF、木材、布等)
    インクはのりやすいが、インクが浸透して絵柄がぼやけたりムラになったりすることがある。プライマー処理で対応できる場合もある。

    ポリプロピレンの板(プラダン)にプライマーなしでUV印刷したもの。時間が経つとインクが浮いてきてしまいました。