弊社で使用しているのは、レーザーを照射してフィルム内部の感熱層を黒化させるドライタイプのフィルム。削りカスやゴミがほとんど出ず、薬品や水などを使う必要もない環境に優しい版材です。表面に保護層があり薬品や汚れ、傷に強いのが特長です。
ご存知のように、これまで広く使われていた銀塩フィルムは、現在、製版や現像の機械、その部品、版材等の生産が減っており、薬品による環境負荷や、スタッフの身体的負担も大きいことから、徐々に使われなくなりつつあります。
ドライフィルム対応あるいは中間メディア不要の製版機、インクジェット印刷機など、最新の設備に切り替える企業も増えてはいます。しかし、設備投資が難しくそのまま廃業というケースもしばしば耳にします。経済を地道に支えてきた企業が、そのような理由で途絶えてしまうのは悲しいことです。
そこで弊社では、フィルム製版の工程のみ請け負う形での受注を承っております。
サーバー入稿にてデータをお送りいただきましたら、弊社にて製版データに変換、出力いたします。網点形状や線数は豊富にご用意しておりますので、お客様の出力メディアや目的に応じて最適なものをお選びいただけます。
製作可能なフィルムは「1,123mm×838mm(印字領域1,100mm×780mm)」が最大サイズですが、それ以上のサイズのご要望があれば検討させていただきます。
テキスタイル、壁紙、屋外広告など、大判サイズの印刷にもご利用いただけます。
混雑具合や配送距離、ご依頼のタイミング等により異なりますが、ご入稿後2日〜1週間ほどでお届けできる予定です(完全データ入稿の場合)。なお、価格は出力サイズやデータの内容により異なりますので、まずはご相談ください。
フィルム製版設備の切り替えでお悩みの企業様は、弊社への外注という方法をぜひご検討ください。